水素とアンチエイジングのお話

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アンチエイジング効果を持っているといわれる水素

活性酸素が体内に増加すると、肌の老化が促進されるという話をよく聞きます。
活性酸素は体内でよく悪さをしてしまうものなのですが、この活性酸素と深いかかわりを持っているのがミトコンドリアです。

ミトコンドリアについては様々な研究がおこなわれており、その活用に他業界で期待が寄せられる物質ですが、ミトコンドリアの働きを活性化させるといわれる水素についても、現代高い注目が集まっているのです。

ミトコンドリアって何?

小学生の頃に、理科でミトコンドリアという名前を聞いたような?勉強したような気がするという人も多いかと思いますが、ミトコンドリアは細胞一つひとつに存在する非常に小さな「器官」です。
私たちの身体は細胞によって構成されており、その細胞の中に存在するのがミトコンドリアという事です。

細胞一つの中に100から3000という数のミトコンドリアが存在し、糖と酸素を利用してアデノシン三リン酸という成分を生み出しています。
これはATPと呼ばれていますが、人間のエネルギーそのものとなる物質で私達が生きていくために、重要不可欠な物質です。

活性酸素とは何か

ミトコンドリアがATPを作り出すときに同時に作ってしまうのが活性酸素です。
活性酸素というのは、体内に入ってくる異物を除去する、攻撃するという大切な役割があるのですが、量が多くなると悪玉として活躍するようになり、正常なDNAを攻撃したり、細胞を酸化させるという作用を発揮してしまうのです。

体がさびるという表現をすることがありますが、体内が酸性に傾くと次第に衰えていきます。
これは悪玉活性酸素の影響を色濃く受けてしまっているのです。
活性酸素が多くなる原因としては、睡眠不足や不規則な食事などの生活習慣に大きく関係していて、不規則な生活をしている人ほど、この活性酸素が発生しやすくなるといわれています。

老化防止に注目されるミトコンドリアの活性化

ミトコンドリアが元気でATPを作りだしているという事なら、そこから活性酸素が発生しても、それほど健康を害するという事につながりません。
しかしミトコンドリアの数が少ないのになぜか活性酸素の量が多いという状態は困ります。
この場合、ミトコンドリアが少ない状況でも、エネルギーをめいいっぱい利用してATPを生成していることで、活性酸素が多くなっていることが考えられます。

という事は、ミトコンドリアが元気になれば、ミトコンドリアがフルパワーを発生しなくてもいい状態となるのですから、ミトコンドリアの機能を向上させてあげる事が大切という事がわかります。

そこに水素が関わってきます。
ミトコンドリアの機能を向上させるためには運動を行う、食事のバランスを整える等して、生活環境を正常化する事が重要です。

食事は腹八分目、でも運動を適度に行っている、こうした体内では質の高いミトコンドリアが存在しています。
水素水に含まれている水素は、抗酸化作用と共にミトコンドリアを保護するという働きが期待されています。

研究段階という事ですが、今後、水素水がミトコンドリアを活性化するメカニズムなども解明されていくのかもしれません。